マウスピース矯正の
長所も短所も
把握していただきたい
マウスピース矯正は近年人気の
矯正治療法と言えますが、
メリットだけでなくデメリットもあります。
治療を開始してから後悔がないように、
デメリットも把握したうえで、
治療選択を行っていただきたいと思います。
マウスピース矯正の
メリット
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01
セルフケアがしやすい
マウスピース矯正は装置の着脱式のため、歯磨きなどのセルフケアがしやすく、汚れが溜りにくいのが特徴です。セルフケアがしやすいので、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
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02
審美的に目立たない
マウスピース装置は薄くて無色透明のため、装着しても気づかれにくいのが特徴です。
接客業や営業職の方、目立つ装置をつけることに抵抗がある方におすすめしています。 -
03
痛みが出にくい
1枚のマウスピース装置はだいたい1〜2週間装着し、約0.25㎜ずつ歯を動かします。
通常の矯正に比べ、移動のスピードが緩く痛みが出にくいのが特徴です。 -
04
金属アレルギーの方も
治療できるマウスピース装置はプラスチック製のため、金属アレルギーの方でも安心して矯正できます。
また、やわらかい素材なので金属のようにお口の中を傷つける心配もありません。
マウスピース矯正の
デメリット
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01
装置の装着時間を
守る必要があるマウスピース矯正は、矯正装置の1日20〜22時間以上の着用が必要です。着用時間を守れていないと、計画通りに歯が移動せず、治療期間の延長に繋がります。装着せずに歯が後戻りしてしまうと、マウスピース装置が入らなくなって作り直しをせざるを得ないこともあります。
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02
マウスピース装置が
紛失・破損する
ことがあるマウスピース装置は、ご自身での管理が必要です。マウスピース装置を外した時に、ティッシュなどに保管して、割れたり捨ててしまうケースが多いです。また、寝ている間の歯ぎしりなどで、マウスピース装置が割れることもあります。
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03
適用できない
場合があるマウスピース矯正をご希望されても、症状によっては希望に添えない場合があります。無理にマウスピース矯正で治療することで、失敗のリスクが生じる可能性があります。当院では、カウンセリング時に矯正医が検査データを元にマウスピース矯正の可否を判断します。
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04
装着中は飲食できない
食事の際は、マウスピース装置の変形や破損、着色の原因になるため、マウスピースを外す必要があります。水や白湯、炭酸水はマウスピースを装着したままでも飲むことができます。
ワイヤー矯正との違い
ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、
患者様のお口の状態やライフスタイルにより、
適した方法が異なります。
また、装置によって
メリット・デメリットがあるため、
デメリットも把握したうえで、
治療についてご検討いただきたいと思います。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
動くスピード | 1ヵ月で 約0.5㎜移動 (1枚約0.25㎜で 2週間装着) |
1ヵ月で 約1~2㎜移動 |
着 脱 | できる | できない |
痛 み | でにくい | 移動速度が 速くでやすい |
歯磨き | 普段通り磨ける | 磨きにくい ※補助器具の 使用が必要 |
適用症例 | 重度の場合は 適用外 |
ほとんどの 症例で適用 |
通院回数 | 1~2か月に1度 | 1か月に1度 |
スポーツ | そのまま可能 | 装置保護の マウスピースを作成 |
自己管理 | 着用時間を守る | 念入りな セルフケアが必要 |
患者様に合った装置で
より良い矯正治療を
「目立つ装置をつけたくない」
という患者様が多いですが、
目立たないセラミック素材を使用した
ワイヤー矯正もございます。
当院では、口腔内スキャナーや
フェイススキャナー、デンタルCTなどの
デジタル技術を駆使し、
単に歯を並べるだけではなく、
正しい噛み合わせをつくり、
お口の健康と機能を高め、多くの効果を
実感いただける治療を目指しています。
気軽にご相談いただけるよう、無料相談を
実施していますので、お気軽にご相談ください。